ACレモングループ様と長期業務提携
10月石油業界値上げ解説&ENEOSカード実力徹底分析
あなたは10月企画の 番目のお客様です。 
今月は、ご報告することが多いので3部企画とさせて頂きました。

 1.ACレモングループ様との間でLPガス充填業務長期契約締結の件
 2.歴史的&原油高騰と危機的な末端価格値上げの件

                                    文責 垣見裕司 ご意見等はこちらから

ACレモングループ LPガス委託充填長期契約締結の件

この度弊社は、ACレモン株式会社(本社東京品川区、赤津一二社長)及びレモンガス(本社
神奈川県平塚市、杉山太造社長)との間でLPガス充填業務の長期的な契約を締結しました。
これは、ACレモンの子会社のレモンガスが運営されて来た西東京支店(東京都東大和市)が
本年中に廃止されるのにともない、その委託先を探されていましたが、弊社の瑞穂基地が、
その立地、敷地面積、充填能力等の総合面に於いて、ACレモンのご要望にお答え出来る
諸条件をかね備えていたからではないかと思っております。契約年数は少なくとも10年以上。
このことだけでも私どもの信頼関係の深さがご理解頂けると思います。
下記は弊社瑞穂基地全体図です。
瑞穂基地の設計コンセプト等はこちら クボタACAD充填機の導入についてはこちら(10年前)



下記写真は、右上方向(赤矢印方向)から中央方向を見た写真です。



延床面積80坪の専用新築事務所を建設

今回の提携は、単にLPガスの充填業務をお引き受けしただけではありません。
弊社の瑞穂供給センターは、東京都西多摩郡瑞穂町にあり、その敷地総面積は3200坪。
その敷地の一角に、新築した二階建て(延床面積80坪)の事務所をレモンガス西東京支店様に
賃貸し、そこに支店機能が移転して来ることとなりました。



更に配送基地としての機能も移転

また支店だけでなく、複数台のミニバルク車を含む20数台のLPガス配送車等、配送基地機能も
移転されて来たので、正に基地内は非常に壮観な雰囲気です。


クボタACAD12連全自動回転充填機もリニューアル

これに合わせ弊社は、11年前に導入したクボタ殿のACAD全自動回転12連充填システム2機を
昨年と今年に最新機種にリニューアルしました。
左写真は、心臓部とも言える最新型の自動充填ノズル脱着・バルブ開閉システムユニットです。
10年前の正にクボタ1号機は、当初間性能を発揮するのに、正直1シーズンかかりましたが、
今回導入した最新型は、アナログ的な感想をお許し頂ければ、その精度は10倍くらい向上して
いるのではないかと思っております。
右写真の左奥は、昨年リニューアルの1号機、右手前に見えるのが今年入れ替えた2号機です。

最強のパートナーを得たご縁に感謝して

改めて申し上げるまでもなく、現在のLPガス業界は、輸入価格の高騰した分を末端に完全に
転嫁出来ず誠に厳しい時期を迎えています。その時期に素晴らしいパートナーであるACレモン
グループと最強の提携が出来た事を非常に嬉しく思っております。正にご縁でしょうか。
業界の宿命として、充填や配送という物流は、絶対に必要です。従って地域No1の物流拠点を
いち早く作り上げたグループが、生き残って行けるだろうと思っております。最初は充填からの
スタートですが、近い将来の配送センターや保安センターの提携も視野に入れ、色々検討して
参りたいと思っております。

社会的責任を果たして参りたいと思います

守秘義務があるので具体的な数量を申し上げられないのですが、弊社の既存分と合わせた
総充填出荷数量は、年間3万tの大台を超えるものと思っております。
1ユーザー様の年間使用量のを仮に300kgとさせて頂ければ、10万軒のお客様に供給させて
頂いていることとなり、これは小規模な地方都市ガス様よりは、多いかもしれません。
恐らく内陸にある充填基地として関東は勿論、全国的にも5指に入るのではないでしょうか。
尚、今回の私どもの提携記事は、業界4紙にも記事にして頂きました。
 日刊油業報知プロパン新聞プロパンブタンニュースプロパン産業新聞 敬称略
その意味では、私的民間企業ながら、公共企業と同様の社会的責任を担っているものと
改めて身の引き締まる思いです。
歴史的&原油高騰と危機的な末端価格値上げの件
1.WTIのみならず中東原油も過去最高を更新、8月の輸入CIF価格も直近最高値を更新しました
2.しかし過去1ヶ月、安倍総理辞任とその後の総裁選等の影響で、このニュースが新聞等の
 一面を飾ることはなく、一般消費者への浸透は今一歩で、値上げ機運が盛り上がりません。
3.電力C重油の増産等の影響で114円まで下落したガソリン現物市況も124円まで急騰。
4.しかし石油情報センターの末端価格は、毎週数10銭単位しか上がらず10/9現在144.7円。
5.実際当社直営周辺でも139円の看板が142円まで上昇しましたが、再び139円に下落しました。
6.一方石油情報センター発表の8月卸価格は、しっかり上昇し税抜き127.1円です。
 9月は、横ばい、10月は、3-4円UPとの元売発表なので10月の予想卸価格は131円。
 このままの価格で販売しても税込み138円なので140円割れは正に集団自殺価格です。
 まともな経営をするSSから値上げの要請は、上記の事実を思い出して頂き、何卒ご理解を
 頂ければ幸いです。