電気自由化ついに始まる
 電気の疑問にアラカルトでお答えします
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ENEOSでんきは2022年11月から約款が変わり、
東京電力の規制料金より安いとは言えなくなりました。
2022年11月HPをお読み下さい。
 2022/10/24更新


2月3月のENEOSでんきのご紹介ページに沢山のアクセスを頂き誠にありがとうございます。
当社の独自企画のご入会でQUOクオカード進呈企画は2000円にUPでしたが
2017年7月末日まで復活しました
。 お申込みは2017年6月企画のこちらです

 さて新電力各社の申込が始まると色々なことが分かってきました。石油業界人としては
原油価格のボトム26ドルから40ドルへの値上げにも拘らず、ほとんど値上がりしない末端
価格には、危機感すら覚えますが、今月までは、日本で初めての家庭用電力自由化が
始まって色々気がついたことをご報告しようと思います。当ページが皆様の電気代節約
の一助になれば幸いですが、なるほどと思われた方は、是非当社よりENEOSでんきに
ご加入頂ければ嬉しく思います。  2017/3/30 一部加筆 Ver7 文責 垣見裕司

ENEOSでんきに申込まれたお客様 受付はがき1 同ハガキ2 は届きましたか

ENEOSでんきに申し込まれた方は、順調なら2週間で「受付しました」という
「このようなハガキ」が送られてきます。当社のSSコードで申し込まれた方で、
20日以上経ってもまだ届かないという方は、電話等でご連絡下さい。ちなみに私は
3月15日火曜に投函しましたが31日にハガキが届き4月2日スタートとなりました。
次に心配なのが、スマートメーターにいつ変えてくれるのかということです。
私は2月企画の通り、既に交換済ですが、例えば3月1日に申し込まれた方で、
受付ハガキが3月10日に来て、スマートメーターへの交換時期が3月24日から31日
と、送配電事業者としての東京電力から連絡があったケースもありますが、3月
初旬にハガキが届いているのに、交換時期の連絡がまだない方もいるようです。

スマートメーターが間に合わなければ、電力の切り替えには時間がかかるのか

電力自由化のルールとして電力会社の切り替えは同時同量の建前からスマート
メーターに切り替わってから開始されるはずなのですが、大量のお申込みで工事
が間に合わない時は、その開始が遅れることもあるのでしょうか。
実は、ENEOSでんき事務局によれば、既にスマートメーターの方は、4月1日等
お客様の希望日から最大でも1週間程度の遅延でスタートできるとしています。
肝心のスマートメーターがまだ未設置のお客様で、4/11以降にアナログメーター
の検針日の方はその日からENEOSでんきに変わります。検針日が4/10以前の
方は4月中に開始予定というような連絡が来ております。
要するに大工場等の大需要でもない限りは、一般家庭の需要変動は、全件リアル
タイムで把握しなくても大丈夫ということなのだと思います。(本項目文責除外)
ちなみに自分の検針日が分からないという方は、検針票の地区番号という2桁
の数字を見て下さい。01から08であれば、4月8日以前の検針で、09から26まで
であれば、4月11日から28日までの検針日であることが分かります。
一方スマートメーターの交換はどの位のスピードで行われているのでしょうか。
日経新聞の記事によれば、1日約17000軒だそうです。従って3月の1か月だけで
約50万軒以上も交換していることになります。もっとも東京電力の一般ユーザー
の10年の検満交換もあるでしょうから何とも言えません。3月25日の日経新聞に
よれば約10万軒規模の工事が4月以降に遅れるとのことでした。

新電力会社はどこが善戦しているのか

では、新電力各社は、どこが善戦しているのか。それはやはり東京ガスでしょう。
当家に一番早くチラシが入ったは東京ガスで、その後の投函の数も一番です。
同社の発表では4月4日現在で受付は累計24万2千件だそうです。東京ガスの
ユーザーは、約1000万軒ですが、その多くは東京電力管内でしょう。よって約2%
のお客様を自由化開始の4月までに獲得したことになります。我々LPガス業者も
この東京ガスの自分の顧客数に対する電力顧客獲得率は目標になるでしょうか。
しかし今東京ガスと電気の契約をされた方は、来年以降のガスの自由化
の選択権を放棄してしまったと私は思います。それも考慮するとセット割り
でなくても安い「ENEOSでんき」が、やはり一番のお勧めだと思います。

ちなみに投函以外のチラシの数ではJCOMが第1位でした。私がテレビ、ネット、
電話を契約しているので毎月の番組表送付時に必ずチラシが入ってきます。
但し当社の分析ではJCOMの電気の価格はそれ程安くありませんでした。
また一口にJCOMと言っても、各地域を担当する会社は分かれているので
JCOMブランド全体としての電力顧客獲得数は、発表されていないようです。
ENEOSでんきは、4月8日のプレスリリースで、顧客獲得数が約10万件と発表
しました。東京ガスとは違い家庭用の導線や導管等インフラを持たない業者の
参入数として、まずまずだと私は思います。

では新電力全体ではどうなのでしょうか
電力広域的運営推進機関https://www.occto.or.jp/index.htmlのHPからは
4月15日発表の4月8日時点として、東京電力管内で、394900件のスイッチング
がなされたと発表しています。東京ガスが約半分、そしてENEOSでんきが
約1/4を獲得する善戦なのでしょうか。3月末は申込み殺到で少しバタバタして
いたようですし、その意味では4/8時点くらいが本来の3月末実績としては正確
なのだと思います。一方、単に切替の受付をした数なのか、それとも切替済み
なのでかなり違うとは思いますが、東電管内で4月開始時点で40万件は一つの
実績値なのだと思います。(4/28加筆)

中小法人様や個人商店なら、代表者個人名義での申込でOKのようです

今回の自由化の範囲は50kW未満の一般家庭用ですが、東京電力との現在の
契約が60Aまでの従量電灯Bか6kVAから50kVA未満の従量電灯Cであれば、
中小の法人様や、個人商店様でも、契約は出来ることとなっています。
この場合は、法人名や商店名ではなく代表者の個人名でお願いしております。
弊社の中小法人のお客様が個人名で申し込まれたケースでは、今のところ
問題はありませんが、ごく一部のケースで、東京電力の方から、契約者名が
不一致で、切替に時間がかかっているという報告を受けております。
即ち 契約者が「鈴木酒店」で「申込者が鈴木太郎」ならまあ許容範囲である
反面、「ワインセラー荻窪」の「鈴木太郎」だとNGなのかもしれません。
その場合は、東京電力との契約者名を「ワインセラー荻窪」から「鈴木太郎」に
変更する必要が発生するかもしれないとENEOSでんき事務局から聞いており
ますが、供給地点番号と契約番号は合致しているので、東京電力からの電話
確認だけでOKとなるかもしれないとも聞いています。日本で初めての一般家
庭用の自由化なので、やってみないと分からないことがあるのかもしれません。

電力自由化後の初の大型倒産 日本ロジテック協同組合の顧客はどうなるのか

複数のメディアが伝えたところによれば、新電力の大手、2014年発電実績で第6位
(販売電力)の日本ロジテック協同組合は破産申立ての準備をしているようです。
同社は、組合員になった企業や地方自治体などを顧客にして、「電力共同購買」
の仕組みにより、設立後僅か7年で売上高を555億円(2015年3月期)にまで高めた
と注目され会社でしたが、資金繰りに行き詰まり破産手続きに入ったそうです。
負債総額等は不明ですが、2月末現在の電気を購入している自治体のごみ焼却場
からの買電代への未払金は、何と80億円にも上っている。顧客数は、一般企業が
約640。自治体や公的機関が約630。供給先は、50kW以上ですが、その数は
約9000メーターにも及ぶそうです。
経営悪化の原因としては、組合員の紹介でお客様が急拡大したこと。それに対し
紹介料を払っていたこと。また需給バランスの失敗で多額のインバランス料金の
支払が発生したことなどをあげています。
そもそも同社の経営不安は、昨年5月時点で再生可能エネルギー発電促進賦課金
の未払い問題が発生し、経済産業省より社名を公開されたことから始まりました。
従って一般家庭用の自由化以前の問題ですが、自前のローコストの発電所を持た
ない会社の経営が厳しいことを物語っていると思います。
また50kW以上の高圧の世界は、家庭用の5%や10%安ではなく、1kWhにして数10銭
率にして3-4%の話なので、高圧を営業している我々も苦戦しているのも事実です。
さて仮に同組合が報道の通りに倒産したら、その顧客はどうなるのでしょうか。
ご安心下さい。即停電するようなことはなく、東京電力等地元の電力会社が供給
してくれますが、価格は当然東京電力価格に戻るのだと思います。どちらにしても、
安いだけで電力会社は選ばず、何故安く出来るのかをしっかり理解してからご契約
されることをお勧めします。その意味ではENEOSでんきは安心だと思います。

変動幅が非常に大きい電力卸売り市場  仕入れを卸売りのみに頼るのは危険

昨年の7月企画でもお話した通り、新電力会社は、日本電力卸売り市場(JEPX)から
電気を買ってきて自らの需要家に販売することが出来ます。例えば、本日3月24日
なら明日の3月25日の価格が各30分間で下記の値段で売り買い出来ます。

例えば高圧電力なら約4円、一般家庭なら8.5円の送配電線利用料を払い、18時の
8.65円で合計17.15円で仕入れ、家庭用の25円で売れば一応利益は出そうです。
また長いスパンでは電力需給は緩和の方向にあるようです。最も電気を使わない
午前4時頃の最低価格は、東京電力管内で暖房電力を必要としない10月20日火で
9.11円でしたが、3月16日には暖房が必要な時期なのに6.60円まで下がりました。
でも現実にはこう上手く行きません。以下卸売市場に頼るのが危険かを示します。
過去1年間で一番高かったのは幾らだと思いますか。東京電力管内で調べると
2015年の8月3日から7日の11時から17時で46-48円の超高値が発生しています。
高圧なら勿論、一般家庭でも大赤字。この他に30分の同時同量の需給バランス
計画も前日にしなければなりません。前後3%のずれなら違約金は大したことはない
そうですが、それ以上だと高額な違約金=インバランス料金を取られるそうです。
インバランス料金の決定方法は複雑なのでその具体額は分かりませんでしたが
いずれにしろ、この辺の大変さが、家庭用の自由化前に、日本ロジテックが経営
危機に陥った最大の理由だと思います。

スマートメーターに替えた後も東京電力最後の検針票が投函されていた

ENEOSでんきに切替後は、検針や請求書、領収書はローコスト化の為になくなる
のですが、東京電力からは3月の最後の検針票はポストに入っていました。
そう右側に2月分領収書がついているからでしょうか。また検針員さんも当家の
周りは全て検針作業が残っているので、私だけスマートメーターになっても
ローコスト化にはならないようですね。でも東京電力様には新築から15年半
お世話になり、本当に感謝している次第です。この検針票もこれが最後かと
思うと少し寂しい気持ちもしますが、どうぞお許し下さい。

当家の電気代が 昨年3月と今年3月で大幅に安くなった訳=燃料費調整額

先月は、電気代をさげる3つの方法をご紹介しましたが、当家の電気代はどう
なったのでしょうか。下記がずばりその答えです。昨年3月は 483kWhで16393円
本年3月は506kWh14426円で値下げ大成功。ではその内訳をみてみましょう。
使用量 電気料金 契約 基本料 120 -300 300- 燃調 再金 引落
昨年3月 483kWh 16,393円 8kVA 2246 2331 4663 5477 1366 362 -54
本年3月 506kWh 14,426円 60A 1684 2331 4663 6165 -1163 799 -54
差額 +23kWh -1,967円 -562 0 0 +688 -2529 +437 0
そうなのです。もちろん、基本料金の562円安は意図したことですが、原油価格や
LNG価格の値下げで、燃料費調整額で何と2529円も安くなったのです。

年々上昇する再生エネルギー発電賦課金

一方大幅に上がっているのは、再生エネルギー発電賦課金で平成28年度も
大幅上昇が発表されました。経産省HP 以下に5年間の推移を記載します。
http://www.meti.go.jp/press/2015/03/20160318003/20160318003.html
平成 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度
賦課金単価円/kWh 0.22円 0.35円 0.75円 1.58円 2.25円
標準家庭負担額(月額) 66円 105円 228円 474円 675円
収入 億円 1302億円 3190億円 6350億円 18370億円 23000億円
支出 億円 1220億円 4008億円 7278億円
収支 億円 +90億円 -818億円 -928億円
東電管内でダントツ最安値? 中国電力の燃料費調整額のからくりは 
皆様、中国電力のHP http://www.energia.co.jp/ の 3月7日のプレスリリース
を是非ご覧下さい。首都圏の東京電力管内の顧客に向けた衝撃の安さの電気
料金プランを発表したのです。それも非常に明快なのです。ずばり
基本料金なし(従量電灯B60Aまで)、電気の単価は、一律25.62円/kWh
そう基本料金なしなので60Aまでなら、ブレーカー契約を下げるなどという私の
姑息?な作戦で基本料金をさげるなんていうことも必要ありません。
ENEOSでんきの120kWhの20.76円や300kWhまでの23.26円には負けますが
基本料金はないのでメリットあり。300kWh以上もENEOSでんきの25.75円より
若干ですが、安いので、使用量の多いお客様には圧倒的に有利なのです。
得意の6社比較表で計算してもENEOSでんきより安い結果となってしまいました。
でもそんなうまい話があるはずないとよく調べてみると、それまで東電管内に参入
表明した新電力の燃料費調整額は、全社東京電力に合わせてきましたが中国
電力は、独自の単価だったのです。例えば東京電力は3月は-2.30円の値引きが
入るのですが、中国電力は-1.08円しか引いてくれないのです。過去1年間の東京
電力と中国電力の比較を以下表にしました。(参考に原油CIF価格も記載)
1年間遡って調べて見ると資源価格が高かった時は、中国電力の方が安くなること
も公平性の観点からお話ししておきます。中国電力は価格変動の少ない石炭を
燃料とする火力発電の割合が大きいことがその理由だと推測出来ると思います。

年月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 16年1月 2月 3月 4月
東京電 +2.62 +1.85 +0.89 -0.16 -0.89 -1.62 -1.73 -1.60 -1.60 -1.73 -1.96 -2.30 -2.78
中国電 +1.30 +0.84 +0.36 -0.02 -0.19 -0.39 -0.41 -0.39 -0.51 -0.70 -0.92 -1.08 -1.33
原油cif 42.29 44.47 49.49 49.41 46.14 39.01 36.14 36.20 33.57 27.86 22.43 円/L

当社SSコードでENEOSでんきお申込みで2000円クオカ―ド進呈復活

以上昨年7月本年2月3月と4回に亘ってお伝えした電気の話でしたが、
もしお役にたったと言う方は、是非当社よりENEOSでんきにご加入下さい。
下記からも簡単に申し込めます。当社SSコード304178を一応お控えの上
https://www.eneos-denki.jp/web/portal/quick-apply?sscode=304178 を
クリックして 郵便番号とお名前、メールアドレスをご記入下さい。下の方に
SSコード304178 垣見油化 本社 と表示されていればOKです。
「サービスステーション検索」は押さないで下さい。QUOカード進呈等のメール
やお問い合わせは 垣見油化 石油部 高橋 鈴木 03-3263-0813 までどうぞ