ホームページ開設1周年を経て
拝啓 垣見油化HPファンの皆様。あなたは7月企画始めHP関連戦略企画の 番目のお客様です。
 お陰様で当社HPも7月4日で開設1周年を迎えましたが、 その間延べ14000名様よりアクセス戴き誠にありがとうございました。
 さて今月は業界の話題ではなく、HPに関してのお話をしたいと思います。
過去にホームページに何が出来るかあなたの会社もホームページを 書かせて戴いておりますので、今月は今までにメールで戴いた代表的な質問とその解答を公開したいと思います。
 この企画がHPを開設しようという方のお役に立てば幸いです。敬具 1997/6/30
1.毎月の企画はどうやって決めているのですか。

 会社概要だけですと単なるCMですから毎月の企画は一般の方に読んでよかったと思っていただける 話題を提供しているつもりです。その内容ですが、例えば業界人にとっては慣れてしまった常識でも、 一般の方には呆れ返った非常識と言うか、業界と一般の方との溝を少しでも埋める様な話題に人気がありそうです。
 その決め方としては社内を始め色々な方からの意見を聞きながら取りあえず私一人の独断と偏見でまとめ 作成中に社内チェックをかけます。そして不適切な表現等があれば掲載後でも訂正するという感じで 社内会議で全部問題を潰してから掲載という方法よりも手間を省きスピードを優先にしています。
 話題選定の苦労もありますが「次は何がいいかな」と思いながら、新聞等を読んでいればご紹介したい内容は いくらでもあります。来月は「変えなければいけない日本の常識!」ちょっと過激ですかな。

2.HPの維持は何人でやってますか。専属担当はいますか。

 私と当社計算センターの社員の2名です。 私が毎月の企画を担当し、価格情報等の毎月の更新はその社員にお願いしています。 しかしそれぞれの本来業務に占める時間的割合はせいぜい1割以下なので、専属担当と呼べる程の人間はおりません。

3.会社としてHPに費やす時間と費用を教えて下さい。

 平日は朝1時間と退社時のメール確認。土曜日は在宅勤務で4時間として月合計30時間ぐらい。 費用はサーバー管理料をプロバイダーに月数万円お支払いしている以外は ソフト等は社内作成なのでかなりのローコストだと思っています。

4.どのページに人気がありますか。

 多い質問なので最初のページにカウンターを設置しました。 掲載期間を考えながら見て戴くと人気度が分かりますが、 4月の「元売比較」や12月の「こんなにきれいなSSがなぜ潰れるの」は大ヒットでした。 しかし1位は価格ページで、リンクページがそれに続きます。 少し古いデータですが詳しくはこちらをどうぞ

5.どの様な方がアクセスしてきますか。

 元売さんはじめ学生さん等本当に多くの方々です。それこそ、nisseki.co.jp からのアクセスもかなりの件数があり、日石さんに月間にご覧戴く総ページ数が100を越えることもあります。詳しくはこちら

6.社内プロジェクトチームをつくりHPを立ち上げましたがどうも?

 前述の様に大人数の会議による企画決定はインターネットには向かないと思います。 役員クラスの方が自らやるか、HPに関して全権を委任された方がとにかくやる。 それを任せた責任者や会議メンバーが暖かい目でチェックし、来月の更新に反映させる。 大企業といえどもその企業が出したいカラーをもった「個人」にお願いして独断と偏見? でやるぐらいのつもりでちょうど良いのではないでしょうか。

7.アクセスを伸ばすにはどうしたら良いですか

 yahooを始め各検索ページへの登録は最低条件、 それに名刺や封筒、年賀状からFAXの表紙までなるべく多くの媒体に、 しっかり、かつさり気なく紹介するのが良いと思いますし、 業界新聞様、マスコミさん等既存メディア媒体とのキャッチボールも非常に有効です。 しかし、基本的には見に来て戴いた方の立場にたって、有益な情報を発信し、「これはいい。また来よう」 というページを作り続けることです。また当社程度の技術と画像でアクセス頂ける訳ですので、 画像やソフトに懲りすぎてた重いページは絶対嫌われます。

8.メールは何通ぐらい来ますか。

 昨年は一日3−5通ぐらいでした。今年に入って1日当たりのアクセスが伸び 現在では倍近くになりますが、5−8通ぐらいです。

9.一番大変なことはなんですか。

 やはりメールへの対処です。ユーザーの方や同業経営者、さらにマスコミさんからの HP紹介許可願いの様な貴重なメールから、業者の売り込み等それなりのメールまで多数あります。 しかし1通でも貴重なメールを戴いている以上、私が目を通し必要に応じて私が返事を書くようにしています。

10.HP開設による最大の効果はなんですか。

 最大の効果は、業界新聞登場回数が約20倍に増えたことですが、 同時に、取引先や元売、銀行様からのご評価や社内にも好影響が出ましたし、 「業界等における存在感が増したのではないか」と言って戴いた方もいました。 株式上場に例えるなら、店頭公開ならぬ3部?インターネット上場くらいの効果はあると思います。

11.イントラネットについてはどうお考えですか。どうされますか

 従来はイントラネットと聞くと大企業が多額のお金をかけてやる、 というイメージを私ももっておりましたが、果たしてそうでしょうか。 例えば弊社の各支店においてあるローコストパソコンから、社内のみに公開したページ上で、 今週の方針の伝達とか、所長会の進行とかを今でもすぐに行えますし、メールによる返事も すぐに返ってくれば、これはもう立派なローコストイントラネットではないでしょうか。 そして流す情報の重要度や使用頻度によって、順次セキュリティーにお金をかけていけばよいと思います。

12.今後はインターネットはどうなると思いますか。

 間違いなく日本を変えると思います。 例えば簡単にデジタル情報化出来た音楽CDやゲームソフトを店頭に並んで買う必要はなくなるでしょう。 それは、物流コストの大幅削減に繋がると同時に大げさに言えば地球環境にもいいでしょう。 また先頃yahooさんが始められた上場株式価格の無料情報提供は、ピックバンなどど大騒ぎをしなくても 証券業界での株価情報提供が無料になることを意味しています。それも業界外からの参入で、、、。 このように私の様な素人でさえ気づく例は一杯あります。さあ、あとはあなた次第。 ご感想をお待ちしています。6/30 文責 垣見裕司

 P.S あれ、業界に関する質問がありませんね。
 ガソリン税がこんなに高いとは、という一般の方の代表的な感想を始め 業界の方からの「貴社の対販売店への(価格)政策は」から 卸価格、仕入価格、系列問題、対元売、対仕入れ先への交渉方法まで、 とても初めて戴くメールとは思えないすごい質問があります。 その答えは当社HPのあちらこちらの行間に書いてありますので、お察し頂ければ幸いです。
 また石油業界でインターネットをやってる方々とは、 福井県の武田さんがSSネットワーク と称して開設しておられる業界喫茶店?的なホームページがあり、そこで情報交換をさせて戴いております。 今まで電子メール(ML)が中心でしたが、今度掲示板まで出来ました。 メンバー制で、元売社員さんから、商社、特約店、販売店、関連業界の方々盛りだくさんです。 別に入会金をとっている訳ではないので、一般の方も興味のある方は、是非どうぞとのことです。 最初のページにもどる