あなたの会社もホームページを作りましょう
ユーザー側の立場で書いた開設体験レポートです

 インターネットの本は沢山あるのにその作成ソフトは皆無に近い。何故だと思いますか?。 答えは簡単、要するにホームページを記述するためのHTMLという言語は作成ソフトが 要らない程簡単だからです。windows(以下win)のメモ帳か、 極端な話DOSが使えるワープロさえあればよく、現に私は自社のホームページの作成や変更を CASIOのダーウィンというワープロでもやっている程です。

始めに

 ご存じの通り弊社は本年7月4日にインターネットにホームぺージ(以下HP) を開設致しましたが、2ヶ月間で1500件を超えるアクセスがあるとともに、多くの皆様から 感想や激励のメールを戴きその反響の大きさに驚いております。この事を皆さんにお話したところ、 開設までの詳細な過程を教えて欲しいという依頼があり本レポートを書く次第となりました。 私にも出来たという意味で内容は極力簡単にし、依頼先や費用等も実態に近い形で記述、 これだけ読めばHPが持てるというものにいたしました。 本レポートによりHPを開設したいという皆様のお役に立てれば幸いであります。

インターネットとは

 私が初めてパソコン通信にふれたのが2年前のニィフティサーブですが、 インターネットを一言で申し上げるなら、このニフティサーブがプロバイダーであり、 世界中のコンピューターネットワークと蜘蛛の巣状に繋げた様なものではないでしょうか。 それこそ2年前は電子メールのアドレスを持っている相手を探すのも大変でしたが、 昨年のインターネット接続ソフトが標準装備されてるwin95の爆発的売れ行き以降、 私の周りでもインターネットに接続している人が次々に増え、現在では国内300万台と 言われております。 またインターネットはFAX以上の発明だと思います。 というのもFAXは1対1の通信ですが、インターネットはまさに次世代のメディアです。 新聞テレビの様に一方通行ではなく、細いながらも誰もが発信でき、全世界と双方向の メディアなのです。そしてこのメディアは企業の大小を差別しません。例えば日本石油と 当社もインターネット上では全く対等な存在です。従って地方の地酒作りの中小企業がHPを 開設して宅急便を使って販売すれば今までのメーカ、問屋、販売という流通形態にとらわれず 事業を拡大することも出来るのです。そんな有り難い、逆に言えば商社やデパートの存在を 崩壊させる可能性を持つメディアを、企業家として経験しておく必要があると思います。

プロバイダーの決定

プロバイダーとは自分のパソコンをインターネットにつなげるための接続会社のことです。 値段だけなら年間1〜2万円の固定費で使い放題という会社もありますが、 実情は電話を掛けても接続出来ない。やっと接続しても混み合っているので非常に遅い、 などのクレームをよく耳にします。 お勧めは三菱電機情報ネットワーク(株)です。接続率は100%。 同社は従来から三菱グループの企業内ネットワーク等を構築していたので、 国内300社あるといわれているプロバイダーの内、 ハードは上位10指に入るのではないかと思っています。 HPまで開くのですからまともなプロバイダーが良いでしょう。 また表示ソフトは世界の70%のシャアを占めているというネットスケープナビゲーターが 良いでしょう。勿論win95のインターネットエクスプローラーでも可能です。
1.
見るだけの接続なら初期費用は1万円、月額5千円で20時間まで、それ以降は1分10円です。
2.
HP開設ならに加え初期費用は10万円、月額1万円(10Mバイトまで)のみです。 開設する側は電話代がかからないので考え方によっては見る方より安いのです。 だから携帯電話より安い。皆さん知ってましたか。

HPソフト作成は依頼するか、自分で作るか。

1.
外部依頼なら(株)カナデン情報機器部または、株式会社テクロス お勧めします。
費用は基本相談料20万円より、1ページ当たり2万円よりですが5の手順に従えば、 もう少し安くなるかもしれません。
2.
安く作りたいなら秋葉原で1ページ9800円でやっているところもありますが、 レイアウトにかなり制約を受けると同時に、ある程度知識がないと無理かもしれません。 基本的には個人のマニヤ向けと考えるべきです。
3.
自分で作りたい人で知識のない方は当社のHPのソースプログラム(win版)を 3.5インチフロッピーで1万円にて郵送しております。そしてwinのメモ帳で開き、 社名や文章等を変更して行けば最初から作るより簡単に出来ます。
とにかく電話、03−3263−0813または電子メールで 垣見油化計算センター肥沼までお問い合わせ下さい。

HP作成と開設までの手順

1.
どの様なHPにしたいかそのコンセプトは、自社でしっかり決めた方が良いでしょう。 コンセプトやデザインまで頼むと別途にお金がかかります。とにかく他社のHP、 特に中小企業のトップの意志を繁栄した良いページを見ることです。 悪い例としては、自社の会社概要パンフをそのままHPにしただけのもの。 良い例はHPを見に来る側に立って作ったもので、ユーザーが欲しいと思われる情報を、 遊び心も少し入れて提供、関連するテーマにおいては他のHPへリンクさせるなど飽きの来ない HPが良いでしょう。また大きさ(特に上下サイズはなるべくコンパクトに設計し、 画像は1ページ2枚以内、あまり凝ったグラフィクは作り手の自己満足で、 呼び出しに時間がかかり途中で「中止ボタン」を押されてしまいます。
2.
紹介文章等をDOS変換出来るワープロや一太郎等で書いてA4縦判の横書きで印刷、 DOSテキストファィルで保存します。どのページがどのページと結び付くのかその構造や、 画像をどこに入れるかなレイアウトも考えておくと良いでしょう。
3.
画像データを揃える。これは普通の35mmフィルムのネガ等でよく、それをKODAK店に 持って行きフォトCDに加工してもらいます。これから撮影するなら1/2絞り分明るめに 撮ること。このフォトCDの1670万色の画面解像度は素晴らしく、 カラースキャナーやデジタルカメラを買うより、結果的には一番安いと思います。 費用はCD1枚で千円(映像100枚まで入る)で買い、基本料500円であとは1枚につき たったの120円、期間は3日ぐらいで出来ます。
4.
このフロッピーとCDをカナデンさんにお渡して2週間待つ。 自分で作る人は別紙を参考にして下さい。これだけ書けば最低限のHPにはなります。 画像処理にはPAINT SHOP PROなどのソフトが必要です。 フォトCDファイルをネットスケープ用のグラフィクファイルに変換するだけでなく、 大きさや明るさ色合いなどの調整が出来ます。 定価14800円ですが、量販店なら1万円ぐらいで買えます。 HTMLの参考書としては翔泳社のインターネットホームページデザイン2400円や 秀和システムHTMLTipテクニック1000円が良いでしょう。 あとは当社プログラムの文章部分をwinのメモ帳等を使って修正していきます。
5.
出来上った、フロッピーをプロバイダーにもって行く。 預けてから半日後には接続している端末から2日後には全国から見ることが出来ます。

検索用ホームぺージへの登録

 折角作ってもだれにも見てもらえなければ仕方がありません。最低でも若向けのyahoo(http://www.yahoo.co.jp)と日本企業アドレスの宝庫、 日経BP社の(http://www.nikkeibp.co.jp) は登録しましょう。 両社のHPの登録ページへ行って必要事項を記入、電子メールで送ると審査後約1月弱ぐらいで、 リストに乗せてもらえます。費用は有り難いことに無料です。 またインターネット以外の媒体でもアドレスを伝えます。名刺は勿論、 夏なら暑中見舞もいいでしょう。

メンテナンスはまめに、自社で行なうのがベスト

 さてここまで来るとHPを見た方から感想や激励の電子メールが来るはず。 HPを開設した人にとって最も嬉しい時です。戴いたメールは必ず返事を出しましょう。 また1度出したHPを数ヶ月もそのままにしておくのは自社の怠慢を世間に披露している ようなもの。まめに更新し生きたHPにしましょう。 技術的必要能力はワープロやロータスなどの表計算ソフト程度が使える人で、 やる気が人あるならHPの変更や内容更新、維持管理は十分出来ます。 プロバイダーはサーバーエリアの提供はしますが、ソフトの相談には応じないのが原則ですし、 安いカナデンでも更新の都度依頼したのでは、費用は高くなります。 基本的にはHPの維持は自己責任自己管理で頑張るべきです。 本レポートを見てHPを作った人は当社のHPにアクセスして (http://WWW.kakimi.co.jp)メールを戴ければすぐに拝見、 同業の方なら業界リンクに登録させて戴きます。それでは皆さん頑張って下さい。 平成8年8月9日 垣見裕司
参考HTML
<HTML>
<HEAD><TITLE>当社へようこそ</TITLE></HEAD>
<BODY> <H3>当社へようこそ</H3>
<IMG SRC=”画像.gif”>右の命令で画像が呼び出せます<BR>
ここに好きな文章を書きましょう。改行の命令は<BR>
日本語以外は半角大文字で、アドレスは普通小文字です<BR>
1行空ける命令は<P> リンクは以下の通り。これで垣見油化へ飛んで来ます<P>
<A HREF=”http://www.kakimi.co.jp”>垣見油化のページへ</A>
</BODY>
</HTML>

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