東日本大震災から丸2年を迎えて
復興の具体策、震災以降のエネルギー政策、円安値上げ、東京マラソン
あなたは震災企画の 番目お客様です。Ver1 2月28日 掲載時 39,500
東日本大震災から早くも2年を迎えます。被害に合われた方には、改めてお見舞い
申し上げます。今月は、4部作でお送りします。        文責 垣見 裕司
第1部 東日本大震災から丸2年 復興加速の具体案はあるか
月刊ガソリンスタンドの、私のコラムに掲載させて頂きました。
今の心配は、同じ被災地でもその復興に大幅な格差が生じていることです。
私が定期的に訪問てしてる、大船渡と陸前高田だけを比べてみても大変な
違いがあります。でも政府に「何とかして」だけでは解決になりません。
もし自分が、被災地の市長だったら。県知事だったら。そし総理だったらどう
復興していくか。地元の方の声を最大限お伺いしながら書きました。
月刊ガソリンスタンドの様の許可を頂きましたので、全文掲載させて頂きます。
昨年の3月コラムとともにお読み下さい。月刊ガソリンスタンド投稿ページ 
 月刊ガソリンスタンド 2013年 3月コラム 復興加速の具体策はあるのか
 月刊ガソリンスタント 2012年 3月コラム 風土に育まれた日本の底力 

第2部 伊藤敏憲先生インターネット講演会 先生のご略歴はこちら

震災以降の日本のエネルギー政策について、東京都石油商業組合(荒木
敬一理事長)は、2月6日、千代田区のルポール麹町に於いて大手組合員に
よる勉強会を開催しました。今年の講師は、昨年1月、HSBC証券を退社され
ご自分の会社 伊藤リサ―チ・アンド・アドバイザーリーを設立された
伊藤敏憲先生で、講演は石油・エネルギー産業の現状と今後の展望
 大震災、資源情勢の変化、エネルギー・環境 政策見直しを踏まえて
 電力業界都市ガス業界LPガス業界も先生のご厚意で掲載しました。
印刷こそ不可にさせて頂きましたが、皆様のご参考になれば幸いです
第3部 円安原油高に伴う ガソリンの値上げについて 2/28 
昨今、テレビや新聞等のマスコミで、ガソリン等の毎週値上げが報じられています。
私は2月企画でも申し上げてきましたが、付加価値の少ない石油業界が、80円から
92円に大幅な円安になれば、99.6%を輸入している原油価格やガソリン等が
上がるのは当然です。また我々SS業界は、下記表の通り、元売からの仕入れ
値上がり分さえ、末端に転嫁できていないのです。
毎週の価格上昇が始ったのは2012/11/9ですが、その時と直近2/25とのエネ庁
調べの末端価格を記載しました。
輸入コストが12.6円上昇し、SSの仕入れ価格は、+13.6円も上昇していますが、
末端価格は、10.7円しか上昇していません。正に未達分でありSS負担なのです。
SS業界が不当な利益を上げているなら、SS廃業や過疎問題など発生しません。
 しかし資源エネルギー庁や石油連盟の会見では、「SS業界は、仕入れUPの
未達分がある」との説明が全く無いばかりか、「便乗値上げがないか、指導して
行く」等の誤解を招くニュアンスのある内容で、残念に思いました。
要するに我々がこの現状をしっかりご説明したいと思います。

毎週の価格調査日 抜粋 11/26 12/10 12/25 1/15 1/28 2/4 2/12 2/18 2/25 上昇幅
エネ庁調査末端価格税込 145.5 147.2 148.0 150.0 151.2 151.7 153.8 155.2 156.2 +10.7
中東原油FOB価格$/B 107.7 108.0 105.4 107.3 107.6 108.6 110.6 112.2 113.0 +5.3
円レート 円/ドル 81.8 83.2 84.5 88.3 89.7 90.9 92.7 94.8 94.4 +12.6
推定輸入CIF価格 円/L 56.9 58.0 58.8 62.2 61.4 63.8 66.3 68.5 68.8 +11.9
エネ庁調査卸価格(税抜) 127.1 130.6 131.8 134.0 133.8 136.1 138.2 140.0 101.4 +13.6
 輸入CIF価格と直近のエネ庁卸価格は、元売価格改定幅より当社推定
第4部 震災復興支援 東京マラソンチャリティー枠で出場 自己ベスト更新
東京マラソン2013は、2月24日開催されました。今年もチャリティーは、東日本
大震災復興向けも該当していたので迷うことなく申し込みました。そんな大金を
マラソンに払うの?とのご意見もありますが、ハワイのホノルルマラソンに出る
総経費を考えたら、東京マラソンのチャリティーの方が遥かに安いのです。
そして震災復興支援にもお役に立てるなら、この上ない喜びです。
 チャリティーランナーTシャツに書いたメッセージは、今年も
          東北支援 気愛 御縁 感謝

背中に書いてあるので、多くの追い越していく?ランナーに応援してもらいました。

今年の目標タイムは、昨年タイムの更新で、究極の目標は、昨年3月板橋City
マラソンで達成したサブ4(4時間切りでランナーの名誉)の東京Mでも実現です。
昨年の初めてサブ4を達成した時の板橋シィティーマラソン公式記録証はこちら
また師匠の指導で、東京陸上競技協会に選手登録をして、Aブロックスタートです。
号砲や花吹雪も10mの位置で体感出来ましたが、寒さと北西の強風5-7m/sが
心配でした。

最初の5kmは、ストレスのないAブロックスタート、下り坂約30数m、そして追い風
の3条件に恵まれ26:07と快調にスタートしました。決して体力を使ったとは、思わ
ないのですが、これが魔の「突っ込み過ぎ≒後半失速?」でしょうか。
5-10kmは得意の27:30ペースに落としました。
15kmまでは、目標の範囲でしたが、品川折り返し後は、向かい風を受け減速。
それでも20kmは、1:50:00以内で通過しているので、サブ4も狙えるタイムでした。
 しかし銀座の中間点から浅草までの北上中も向かい風。自宅に帰ってから見た
ビデオでも強風でペースメーカーですら、設定の3分切り/kmで走れないことが
分かって納得でした。
浅草雷門を折り返せば、追い風のはずなのですが、寒い向かい風で消耗した
体力は、素人の私にはもう取り戻せません。もはやスピード維持は、出来なく
なっておりました。
 あともう一つの失速原因です。正確なGPS付きストップウオッチが、私が走る
べき東京マラソンのコースの全長は42.998kmなのを教えてくれ、サブ4達成の
気力が萎えたことです

  以下が5kmごとのラップと昨年ラップ、そして一昨年ラップとのタイム比較です。
距離 累計時間(正味時間) 本年
LAP
改善
2013/
2012比
昨年
Lap
改善
1昨年
LAP
2012/2011
対比コメント
前半の
貯金を
最少の
ロスで
カバー
5km 00:26:24 (0:26:07) 26:07 -2:56 0:28:17 +0:56 0:27:21 前半25kmで
230秒=
3分50秒も
オーバー
したが
10km 00:53:44 (0:53:27) 27:20 -1:36 0:28:56 +1:17 0:27:39
15km 01:21:38 (1:21:21) 27:54 -0:39 0:28:33 +0:49 0:27:44
20km 01:50:15 (1:49:58) 28:37 -0:48 0:29:21 +0:48 0:28:33
25km 02:19:28 (2:19:11) 29:13 -0:58 0:30:06 0:00 0:30:06
30km 02:49:48 (2:49:31) 30:20 -0:10 0:30:30 -2:22 0:32:52 後半17kmで
791秒=
13分11秒も
挽回した
35km 03:20:51 (3:20:34) 31:03 -0:25 0:31:28 -3:14 0:34:42
40km 03:52:40 (3:52:23) 31:49 +1:12 0:30:37 -5:29 0:36:06
Finish 04:06:33 (4:06:16) 13:53 +0:40 0:13:13 -2:06 0:15:19
 4:06:16 -4:45 4:11:01 -9:21 4:20:22
後から昨年タイムと比較すれば、最後の7.2kmの落ち込みは、それほどでもなく、
壁に見える佃大橋(昨年写真1 写真2)に苦しめられたものの、前半の貯金を何と
か残して東京マラソンコースの自己ベストは、4分55秒も更新することが出来ました。



2012年写真 銀座三愛前付近と銀座アップル前の雄姿?

苦しさの後に感じること。人間、実年齢が若返ることはありませんが、自己記録更新はマラソンに於ける体や体力が、若返っているということで、実に嬉しいことです。いい年をしてフルマラソンを走れる体と、師匠各位と、環境や皆様全てに心からの感謝です。そして来年もその環境が許せば、喜んでまたチャリティー枠で、走りたいと思います。

2013年写真 銀座三愛前付近と銀座アップル前の雄姿?
浅草のカーブにて約28km 2度目の銀座カーブ約34km 自己ベスト更新ゴール