続「よくわかる石油業界」皆様の感想や質問集
 その他業界を取り巻く話題のアラカルト報告
あなたは、「よくわかる石油業界」出版企画の番目のお客様です。
お陰さまで多くの皆様から、涙が出るほど嬉しい感想や、質問やご意見等も沢山頂きました。
本当ならGM破綻問題、プリウスインサイト絶好調、iMiEVいよいよ発表、弊社SSCS部門
表彰とご紹介したい事多々あるのですが、続よくわか本+α企画でお送りします。09/6/5 V2
BigNews。新日石様は就職内定者に対し、当本を推薦図書に指定して下さいました。

本はどのくらい売れているのか

皆さまから頂く最初の質問は、本はどのくらい売れているの? という質問です。
私も知りたいので出版社に聞くのですが、これがすぐには分からない。
出版業界は代理店制度になっており、出版社から代理店が購入し、自社ルートを通じ
全国の書店に配布するのだそうです。本は返品があると聞くので、一般の書店に
並んでいるのは、委託されている在庫かと思えば一度は完全な買い取りだそうです。
従って販売開始して2-6か月しても売れなければ、返品として帰ってくるのだそうです。
よって少なくとも2-3か月してみないと詳細な数字は分からないとのこと。日々売上が
刻々と分かる近代的なシステムを想像していた私としては、ちよっと拍子抜けです。
一方弊社HP経由のアマゾンでお買い上げ頂いた部数は、4/15以降5/末までの45
日間でで110部、その他10冊以上の大口直送販売や、手渡しで販売(一部贈呈)さ
せて頂いたものも含めて全部合わせ、約900部というところです。

アマゾンでは 2種類の売上ランキングがあった

その一方、書籍のインターネット通信販売では恐らく世界一のアマゾンでは、売上
ランキングが、頻繁に更新されています。
ベストセラーから入るビジネス経済/産業研究/資源エネルギーの「1時間単位」
ジャンル別から入る、ビジネス経済/産業研究/資源エネルギーでの「売れてる順」
とでは、若干順位が違うようですが、それでも上位にいることは大変光栄なことです。

電力やガスも含めた「資源エネルギー分野」で一位なら、もう一つ上のカテゴリである
「産業研究」すなわち全産業ではどうか調べました。ジャンル別から入るビジネス経済
のベストセラー順と売れている順は、やはり微妙に違いますがベストセラーでは
最高14位、最低は100位以下のランク外もありました。

嬉しかったは アマゾンの就職研究カテゴリでも 一時 第1位

実は、この「よくわかる石油業界に辿りつくのには、もう二つの道順がありました。
それは本のベストセラー、「教育、参学、受験」の「学生の就職」の「業界研究」でも
何と一位になったことがあったのです。

私としては、既に業界にいる方は勿論ですが、これから業界を目指す、そして10年後
20年後の日本のエネルギー業界支える学生に、私のメッセージが届くことは、大変
嬉しいことだと深く感謝しております。
3部門カテゴリ 全部1位 本総合約100万冊?中 830位の記念画像です。

アマゾンの読者レビューのご紹介

石油業界への入門者、最初の一冊, 2009/4/22 By  hassy-hassy-hassy (千葉県)
待ちわびた改訂版。1997年の初版以降、石油業界への最初の一冊として多くの人に
知識を与えてきた本書が、最新事情を盛り込み、帰ってきた。 石油業界への就職を
目指す学生にとって最適。現在の業界のポイントが全部盛り込まれており、本論点を
元に各企業の方向性や特色を見出すこともできるだろう。逆に人事担当者にとっても
学生の業界研究の度合いを図るための質問事項集や研修の教科書としても使える。
石油業界はこの2年、激動の連続だった。その意味では、変化に的確についていけて
いるかどうか不安な業界のベテランもいらっしゃるだろう。そんな方々には、改めて
知識を整理・確認するための備忘録として書棚に一冊。 
 簡潔にポイントをついた構成で、各テーマについて必ず3ページ以内にまとめられ
ている。かといって内容を端折っている部分はなく、一口メモもや用語解説も充実。
良書の最重要条件は、理解しやすく、そして簡素にまとめることだが、本書はそれを
見事にクリアしている。このレビューを書いた小生、実は業界人ながら、本書によって
あらためて気付かされる点も多々あり、うならさせられた。

SS業界情報量NO1、神垣石油の掲示板の書き込みから

よくわかる石油業界 会社に一冊は置いておくべきですね。
社員やお客様になにか問われた時、サッと答えられる。何故なら 
 <知識面>
 1:どんな項目も、2-4ページに簡潔にまとめられている ←豆知識で使える
     =業界総論〜製造業・製品面にいたるまで約70項目網羅
 2:グラフ、数字が必要な分だけ最小限なのでわかり易い 
 3:電気自動車、ソーラーなど将来面もあるので、四方山会話に役立つ

 <考察面>   *私的に気になる箇所としてですが
 3:セルフへの考察   「まず立地」と喝破&「自動販売機」論
 4:急激に減り始めたガソリンスタンド  :理由、県別など
 5:セルフでの販売がすでに半分
    # 本日の業界紙より:九州では18%のセルフが50%を売っている
 6:元売 : 特約店 : 販売店の関係
 7:減ってきた系列SS、増えてきたPB
 まさにタイトル通り よくわかる・・デス

関心あるページからだけ読み始めても良いと思う。会社に一冊とは言わず、
所長や営業系社員には一冊どうぞ。急な質問にも 「ちょっと待ってくださいヨ」
ですぐ答えられる。昨夜は後半を読み出したら面白くて、読み終えて寝たのは
1時30分でした。漠然とですが、市況が上がらない理由もわかった気がする

いきなり、「おわりに」から読み始めた不届き者です。 これから業界に入られる
皆様には、課題図書として読んでいただいてから入会にされてはいかがですか?
私も、SSネットに入ってから知った業界用語が随分ありますし、RIMさんなど
専門家の話の半分は未だ理解出来ない時もあります。 普段やり取りされている
情報、会話についていけないと、発信が出来ないのは必然的になりますし・・・。
私自身、皆さんの会話が理解できないときが多々あります。 そんなこんなで、
バイブルにはもってこいではないかと・・・。
確かに、用語辞典にもなっているし、何といってもSS経営者目線での解説が
うれしいですよね 各ページ知りたいことが偏らず、常識的でパッと書かれてある。

「よくわかる石油業界」を読み終えました。これから社員にも勧めます。
これは 「1SSに一冊」のお勧め本ですね。図解やデーターも多く使ってあるので
理解しやすかったですし 何といっても、激変中の新仕切り・セルフ問題 電気
自動車など業界についての最新情報が 判りやすく解説されてましたしね。
元売の新入社員も含めて 業界に入られた人にはお勧めの一冊ですね。

メールで頂いた感想は

今の石油業界を(しかも元売だけでなく、販売業界も)知るうえでは、街売り書籍
の中では一番でしょう。単に分かりやすいだけでなく、行間に“垣見ワールド”が
散りばめられていて、思わずうなずくことがしばしばでした。

難しいご本かと思ってページを開きましたが、難しいことを素人にも、分かりやすく
しかも見開きにコンパクトにまとめてあり、興味のある項目から読むことができる
ようになっていて、私にもわかりやすかったです。
いかに日本が脆弱な基盤の上にフラフラと立っているかがデータをもとに
明快に語られていて、恐ろしくなりました。私の生きている時代はまだ
いいとしても、100年後に生きる子どもたちの時代は大変だ・・。
石油を売るというGSのお仕事の、広くて深い背景をいかに抑えているか。
それによってお仕事ぶりが違ってくるのだと拝察いたします。
垣見さんの知識、知見、ご造詣、研究心、心より敬服いたします。

著書拝読させていただいておりますやはり一般論ではなく、内側からの視点で
著述されている章は説得力も有り感銘いたします

よく分かる石油業界ですが、読めば読むほど練られていることに気づきます。
素直に面白いです。
詳しいながらも、非常に読みやすい文章で「さすが」と驚嘆しました。

その完成度の高さに驚かされます。これまでの業界の経緯や今現在で業界が抱えて
いる問題などが一通り網羅されており、重宝いたします。いつでも手に取れるように、
机の上に置いておきます。

最初は拾い読みするつもりだったものですから、もっと早くに感想をメールできるかと
思っていました。しかし、どれも読み飛ばせない重要なテーマばかり。
また、あらためて気づかせていただく点も多々ありましたので、一度読み始めた後
気が付いたら隅から隅まで精読していました。本書は『今年の一冊』ですね。

学生の業界研究というより、業界人のテキストという感じですね。内容も詳しく
且つ整理されており、力作 と感じます。執筆・編集はさぞ大変でしたでしょう。
わかりやすく、疑問に答える形がビビッときます。自動車屋にも是非に読ませたい
副読本。ありがとうございました。できるだけ多くの人に薦めます。

業界有識者?からのご感想

大変分かりやすい記述ゆえ、ビール片手に、楽しくすらすら一気に読み通してしまい
ました。世の中、石油の本はあまたあれ、見方が偏っていたり、机上の理屈で
実態とずれていたり、石油開発は詳しいが、流通面の中身は薄い(或いはその逆)
といったものが多い。ぜひこの一冊、と薦めるべき本に巡りあった気がしました。
石油全般の問題に広く目配りし、要所を押さえ、豊富な客観データと最新実務の
バランスもすばらしく、広い視野からのピリリと鋭く深い、著者の問題提起や見通し
のコメントには、もっとその先を聴いてみたい!と一読者として思いました。
限られた字数で、よくこれだけの情報量をコンパクトかつ平易に織り込まれたことに
敬服いたしました。中身も、辛口の直言も含め、日頃、私が考えていることと
99%同じ方向性です。よくぞここまで書いてくださったと大喝采です。
原油乱高下の直後など諸般の情勢が大転換点にあるさなかの著述には、並々
ならぬご苦労であったかと拝察しますが、世の中に対しては、まさしくタイムリーな
出版だと強く思います。
昨年春夏の原油上げ局面で中間留分スポットが噴き、下落局面でもガソリン独歩
安がしばらく続いたため、「軽油等が高止まりしている」「売り渋りではないか」と、
業界関係者としてトラックや農漁業やその関係者からご不満の声をいただきました。
軽油需要が減るなか稼動率維持のために軽油輸出はせざるを得ない面もあるし
昨夏も国内出荷や在庫は統計上減っていませんでしたので、元売が安定供給を
放棄して需給逼迫させているとまでは言えないと理解しております。
軽油市場も内外連動は避けられず、日本独歩安に長年慣れた軽油需要家が
市況是正にご不満を述べられ、厳しい交渉となるのは無理ないことです。需要家も
必死ですが国内向けは安くしろ、輸出を止めろ、というのも無茶ですね。
その後中間留分市況が幸か不幸か緩んだため、トラック業界の方々からの
ご不満の声もほぼなくなりました。

新仕切り体系 や 「CIFか VS 時価か」について 神垣石油掲示板より

CIF賛成論?
103ページ「優先すべきは、やはりCIF価格」を読んで やっぱりと納得しました。
価格指標に一番公正なのは「CIF」でしょう 一匹狼読書倶楽部さん。

それとは違う意見 (一部略。原文を読みたい方は神垣石油掲示板ST31様へ)
<ちょっと待って!> 垣見さんの本 丁寧に書かれて分かりやすいのですが、
この部分はもう1-2行説明が必要なのではないかと思うのです。(私の早とちりかも)
CIFを取り入れることは一ヶ月遅れる。半月遅れでもいいじゃないか?!
そうでしょうか 値上げ時期には、値上げを半月遅らせるのだから、特約店は大喜び
⇒ その分 元売は大赤字デス。 値下がり期はどうでしょう。 逆ですから、他元売が
下げているのに、高値で踏ん張れるか? やはり「低きに流れる」下げざるを得ない
⇒やはり元売は赤字、どっちでも元売は大損。
ここで言うCIFとは、32日前のFOBを指したものになるのではないでしょうか。
日本だけの到着CIF価格が闊歩するとは思えません。 私も掛売り派なので、CIFが
分かりやすく、顧客への説明もしやすく公平なような気がするのですが、製品相場は
海外とリンクしていますので、従来のCIF感覚=日本だけの都合はもう通用しなくなる
”公平”=コストに正直 ということであって相場にミートしていることとは違う??

また別の業界有識者からのメールでは
新仕切りについては一長一短であり、元売の役割や体力についても色々な見方が
ある中、極力、正確・公平な記述を期されていると思います。
ひとつ、文中で明示されていない点でいえば、ご承知のとおり、内外マーケットの
現実を前に元売がCIF連動(月遅れコスト転嫁)を維持したくとも維持できなくなった
という側面も指摘できるように思います。

輸入通関CIF価格 か 時価か については、補足説明

本は、次回改訂もしくは、増版までは、全く追加修正が出来ないところがHPと違って
辛いところですが、この場を借りて補足説明をさせて下さい。
私も心は、CIF派なのですが、理論では 時価派です。分かりやすい例で言えば
コスト20万円で作った末端販売価格相場30万円の液晶テレビがあったとします。
末端が30万円で売れている内は、メーカーなり 問屋の在庫評価は、20万円で
結構ですが、時がたち新製品が出て型落ちし、末端売価が15万円まで下がれば
製造原価がどうあれ、製品価値は15万円以下なのは、言うまでもありません。

でも原油や石油製品は、お陰様で腐ったり品質価値が数ヶ月で落ちたりはしません。
では、「時価」とは何かですが、、、、。私は本のPページでも書いた通り、一日に
30ドルも動き、事実上値幅制限のないWTIは、ギャンブル相場。すなわち正しい時価
とは思えません。何も現業者の我々が、日々の揺れ動く相場など、参考程度に
留めておけばよいのです。
しかし、1週間の平均ともなれば、そして一応現物と言われる中東価格まで、数ドル差
でちゃんと追随しているなら、時価を算定するの基礎数字として認めざるを得ない
と思います。

あとタイムラグをどう縮めるかですが、例えば、過去1週間の中東原油のFOB価格の
平均に一定のフレートと保険代を乗せたものを今週の推定時価と決めれば、それは
それでよいのではないでしようか。後は現物が、約3週間後に届くまでの、価格変動
リスクを、本当なら先物市場を利用してヘッジしておけば良い訳です。
但し日本の全輸入量をリスクヘッジ出来る安定した市場があるかは別問題ですから
それはそれでまたコストが掛かってしまうのかもしれません。この項目でかえって
「分からなくなった」という方は、心おきなく読み飛ばして下さい。

業界紙、油業報知新聞様にもご紹介頂きました

2009/4/16は、「話題」で写真入でご紹介頂きました。
2009/4/25は、その内容についてご紹介頂きました。
2009/5/8は、アマゾンの資源エネルギー分野で売上第1位
尚、本記事は、油業報知様のご配慮で掲載可能となり
誠にありがとうございました。謹んで御礼申し上げます。

資源エネルギー庁 次世代SSのあり方に関する委員会のご報告

本来なら、改めてHP用に原稿を作成して報告すべきところではありますが、
月刊ガソリンスタンド様のご配慮で、同誌5月号6月号が掲載可となりました。
2009年5月号。近未来SSを取り巻く環境はこうなる    1-2枚目3-4枚目
2009年6月号。近未来SSのあり方に関する具体的提言。1-2枚目3-4枚目

今月のお勧め本は、新型プリウスのすべて、インサイトのすべて 

よく分かる石油業界は、1冊だとアマゾンの無料配送金額にあと30円足りません。
つきましては、一緒に買って頂くのに非常に安価な良い本(雑誌)をご紹介します。
更にアマゾンの(値引き相当)ポイントが、付きますので是非ご利用下さい。



よくわかる石油業界1冊
だけほしい方は、お近くの書店でお求め下さい。
麹町の小さな書店は、いつの間にか置いてくれておりました。また六本木駅上
の書店や自宅近くの荻窪駅ルミネ内の八重洲ブックセンターにもありました。
社員教育等で使うので10冊以上ほしいという方は、直接垣見か、弊社
お問い合わせページからご連絡下さい

本年度の組合系講演会は以下の通りです。組合員限定ですのでご注意下さい

秋田、福島郡山3回、長野2回、岩手2回、大阪、千葉、香川の予定です。
皆さまからご依頼を頂けることを本当に嬉しく思います。感謝感謝。


業界外の方の講演依頼は、弊社問い合わせページシステムプレーン様にお願いします。
その他講演のご要請は、垣見SSスクールの料金体系に準じてお引き受けしております。