日本POP広告協会展 店頭・店内サイン部門で金賞受賞
 弊社合成樹脂部の快挙とともに、弊社のSP(販売促進)事業をご紹介します

あなたは弊社合成樹脂部、POP関連企画の 番目(up時5800)のお客様です。2004/12/2 NO2
2004年9月29日、それは私どもにとって誠に記念すべき日となりました。弊社合成樹脂部が、ここ10年
最も力を入れて来たと言っても過言ではない Sales Promotion (販売促進品)の販売事業に於いて、
その成果がお客様は勿論、社団法人 日本POP広告協会 という公の団体に認められることとなりました。
今月は、POP広告の解説とその重要性とともに、弊社SP事業の基本方針をご説明したいと思います。
 1996/12月 合成樹脂部のご紹介 三回働くポリ袋 も是非ご覧下さい。 文責 垣見 裕司

POP広告とは「何か」 それはお客様の購買時点における最後の決断へのひと押しである

POPと言う単語をご存知ですか。これは省略後で 通常 ポップ と発音しますが、これは
Point Of Purchase すなわち「購買時点」との日本語訳になります。例えば、お客様が何か
欲しいものがあって、売り場に来たとします。昨今の売場は、商品で溢れていますので、
10種類くらいの中から、なんとなく選んでA、B、C 三つの商品まで絞れたとしても、まだ
今ひとつ決め手がなく、迷っていらっしゃるとします。
そんな時、商品の側に置いてあった「広告」に目が止まりました。それぞれのチラシやボードに
A商品は、天然素材の安全性、B商品は、調理時間が半分、C商品は、カロリー半分と
と書いてありました。「それなら、私の欲しいのは、カロリー半分のC商品だわ」と決まりました。
正にこれがPOP広告の役割なのです。テレビコマーシャルで企業ブランドや商品イメージを
それなりに高めたとしても、決定的な印象を持つまでに至らなければ、勝負は購買時点まで
持ち越しされているので、「POP広告」の役割が如何に重要か、お分かり戴けると思います。

社団法人 日本POP協会

日本POP広告協会(略称=JPP)は、1969年11月に設立され、1990年2月に当時の通商産業省に
認可された、セールスプロモーション(販売促進)業界では、同省所管の唯一の公益法人です。
参加会員は、電通や博報堂を始めとする広告会社から、広告主である資生堂やキリンビール等
200社を超える会社で構成され、弊社も大手広告代理店等に混ざって参加させて頂いております。
この協会の基本的な目的は、POP(購買時点)活動の質の向上と量の拡大にあり、市場の変化に
対応しつつ、インストア・マーケティングのノウハウの開発から、個々のPOP広告や店頭什器サイン
またインストア・プロモーションの開発活動を積極的に支援していくことを目的としています。
一連のマーケティング活動は、 最後に店頭で「銘柄選択」してもらうため展開され、その意味では
「指名買い」をしてもらう為なのですが、厳密な意味での指名買い率は極めて低く、POP協会の
調べで僅かに8.4%に過ぎません。残りの91.6%は、銘柄選択を店頭で行っているので、POP
すなわち購買時点での販促活動に、大きく影響されていることが分かります。

34回 日本POP広告協会で金賞と銀賞受賞の快挙  

去る9月29日から10月1日の3日間、浜松町の産業貿易センターで
開催された、2004・34th Japan POP Festival では、約1000作品が
出品展示され、期間中4600名もの関係者が来場しました。
今年は第34回目、それだけでも歴史ある有意義な会だと
ご理解戴けると思います。
表彰は、化粧品部門やオーディオビジュアル部門など18の部門に
分かれ厳正なる審査が行われ、金賞が各部門1つ、そして銀賞が
2つ選ばれます。そして金賞の中の最も優れた作品が一つが経済産業大臣賞になります。

私ども垣見油化が「店頭サイン・店内サイン部門」に出品した、広告主、キリンビバレッジ様の
エントリーNo742「辛口FIRE 大型チェンジングディスプレイ」が、何と「金賞」を受賞致しました。
 (他部門の金賞受賞作品は、協会のHPの こちらから ご覧になれますので是非見て下さい。)
また二重の喜びなのですが、広告主がキリンビバレッジ様、広告代理店が大日本印刷様と共同で
キット部門に出品した、エントリーNo817 「キリンスペースロケット2004」も、銀賞を受賞しました。

こだわったのは、プラズマディスプレイ並みの圧倒的な存在感と繊細感

ではその金賞作品をご紹介しましょう。
作品名は、「辛口FIRE、大型チェンジングディスプレイ」です。
外形は、縦68cm 横105cm で、テレビで言うところの50インチに
相当するのでしょうか。非常に繊細な画像で、2種類の映像を
交互に切り替えて見せていますが、それはまるで、50インチの
プラズマディスプレイがそこに置いてあるかのようです。
それをプラズマディスプレイの10分の一の費用で、同じ効果を
発揮しているとも言えるでしょう。

「えっ!、こんなの見たことない」という声が聞こえて来そうですね。実は、限定30個のご発注なので
今回は、全国の大手スーパーや量販店様にしか設置されなかったのが、ちょっと残念です。

 

その他の出品作品のご紹介

今回の総出品数、約1000点の内、私どもの11作品の中の主なものをご紹介します。
食品、ノンアルコール部門で、7点、キット部門で3点、プロモーションマーケティング部門で1点。
広告主は、キリンビバレッジ様、カゴメ様 ドール様、新日本石油様などです。以下敬称略


  辛口珈琲FIRE 蛍光アイキャッチャー          自販機用突き出しPOP あやや    


     生茶大陳用店頭ツールキット           生茶 ジェット&パイロット  


サッカー日本代表応援CPフロアーマット  「I LOVE」 フロアーマット(ドール)  野菜スープ陳列棚(カゴメ)

表彰された、広告代理店は大手企業がほとんど

今回の表彰では、どんな広告代理店が受賞されたのでしょうか。
下記表は、各賞を受賞された会社の一覧表です。電通さんや
博報堂さんが、受賞されることは、容易に想像がつきますが、
印刷が専門と思われがちの大日本印刷さんや凸版印刷さんが
昨今、この分野で、大変力を入れていることが分ると思います。
その意味は、これら超大手様に混じって、弊社の様な中小企業が
金賞と銀賞のダブル受賞を果たしたのは、快挙と言えるでしょう。
実は、昨年の第33回の時にも、大型陳列ディスプレイで、銀賞を
受賞しておりますので、もはやフロックではないと自負しています。
  大臣賞 金賞 銀賞 合計
1 大日本印刷 1 2 16 19
2 凸版印刷 - 5 12 17
3 電通 電通テック - 2 10 12
4 エキスプレス社 - 2 6 8
5 美工 - - 7 7
6 日本写真印刷 - - 4 4
ベストプロジェクト - - 4 4
レンゴー - - 4 4
9 サン宣工社 - 1 2 3
博報堂 - 1 2 3
11 垣見油化 - 1 1 2

大切なことは何か

私どもが大切にしていることは、何でしょうか。実は、極めて簡単なことです。
広告の原点であるチラシやポスターを「飲食店さんに売り込む」という例で考えてみましょう。
普通の印刷屋さんは、売上増のために「チラシやメイン商品のポスターを作りませんか」と
ご提案したとしましょう。何回か訪問して、やっと店主に会ってもらって、ようやくサンプル案が
出来たとしても、気持ちは、「チラシやポスター」或いは印刷という仕事が欲しいというところで
どうしても止まってしまうのです。
しかし当社の場合は、「どうやれば、店主さんに喜んでもらえる売上増に繋がるのか、更には、
そのお店に来ているお客様に、そのお店の良さを知って戴き、喜んで戴く為には、どんな
事が必要なのか。或いは、ご入店戴けなかったお客様にはどんなご不満があったのか」を
徹底的に調査するでしょう。
例えば、お店の前を、車で走っていたとしても、そこにお店があるかどうか良く判るか。
遠くからの視認性は良いか。看板はちゃんと見えるか。両方向から見えるか。
お店の前に来たら、なんとなく足を止める「アイキャッチ」があるか。
単品料理やお得なセット物が、良く判るメニューはあるか。
外から見える店内の雰囲気はどうか。入りたくなるか。等などです。
究極を申し上げれば、「チラシやポスター」或いは「印刷の仕事」を買って戴くのではなく、
それを作り、利用し、改善することにより実現するであろう 「販売増の効果」をご提供する訳で
そこに付加価値があると思っています。

だからこそ広告代理店になり、更に購買代理店を目指す

当然、看板のようなものは、当社の得意分野ではなかったとしても、
  「看板は、私どもでは出来ないので、看板屋さんから買って下さい」
ではなく、最初は経験がなくても、私どもが看板屋さんを探し、チラシやポスターと合わせて
トータルコーディネートされた看板を提供しようと考えております。
別な言い方をすれば、飲食店の店主の立場や、場合によってはそのお客様の立場で考える。
私どもが、販促品を「売る」のではなく、私どもは、飲食店様にとっての「広告代理店」となったり、
時には、購買担当代理店になったり、究極は「コンサルタント」になったりすることだと思います。
もっとも、この基本的な考え方とともに、数量対応力、納期対応力、価格競争力があって始めて、
この業界で活動して行くことが出来るものと思っていますので、そう簡単なことではありません。
私どもは今回の受賞を励みとし、より一層勉強し、広告主様に、そしてお客様に
「この商品を選んでよかった」とお客様にも言って戴けるような、正に「最後のひと押しのPOP広告」
を目指して、これからも頑張りたいと思っております。
尚、本件の商品等に関するお問い合わせは、合成樹脂部SP担当の小原か鉢金 までどうぞ。
さて本HPも、一年間お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。 文責 垣見 裕司

星野仙一 携帯ストラップフィギア付き キリンファイヤー珈琲出荷開始  12/31追加

実はもう一つ嬉しいニュースがあります。キリンビバ社様へご提案していた企画なのですが、
キリンファイヤー珈琲をお買い上げ頂いた方に、好感度NO1 ?
星野仙一の携帯ストラップフィギアーの出荷が始まりました。
なんとその数 1000万個。写真の景品をどこかで見かけたら
是非お買い上げ頂き、その説明書きも読んでやって下さい。
キリンビバレッジお客様相談室に代わって、本製品においての
ご相談先がなんと当社になっております。そこまでのご信頼を
頂いての企画採用なので本当に身の引き締まる想いです。