アルファードプラグインハイブリッド(PHEV)
 半年間4000km乗車報告 使用量70L
あなたはアルファードPHEVの報告の番目のお客様です。
昨年9月本HP報告の通り、昨年9月にアルファードPHEVを購入しました。
その後半年で、約4000km走りましたが、ガソリンは何L使用したのか。
燃費は、そして電費はどのくらいなのか。最終満足度はどのくらいなのか。
以下、半年間研究モードで乗ってみた知見を報告したいと思います。

                2026/2/27 文責 垣見 裕司

過去3台アルファード
私は、トヨタアルファードが大好きです。最初は3000Gに9年間。
そして昨年8月まで乗っていたのが、2016年式のアルファードHVです。
購入後9年になったら車検を取らずに新車のHVに変えようと思って
いたのですが、予約すら受付てくれない状態でした。そんな時ディー
ラーからプラグインHVなら約半年で納車出来ますと言われました。

税抜き本体価格は、PHEVは約968万円。 HVは約782万円で
その差186万円ですが、ありがたいことに補助金が、国から55万円。
東京都から45万円。千代田区から8万円。合計108万円出るのです。
よってその差は約78万円です。
先日まで9年間乗ったアルファードHVの唯一不満点は、バッテリー
容量が少ないことでした。EVモードだと数Kmしか走れません。
新しいアルファードHVの電池容量は1.2kWhのみ。PHEVが18.1kWh
その差16.9KWhが、76万円なら安いと思い頑張ってPHEVにしました。

納車日は8/27水曜日の大安でした。以下カタログ性能です。
エンジンは2.5L、 4駆動モータ4台合計で 225KW  306PSです。
WLTCモードでのEV走行可能距離は73km 推定電費(4.0km/kWh)
WLTCモードでのHV走行燃費は16.7Km/Lですが、走行モード別は
市街地14.1km/L、郊外17.6km/L、高速17.4km/Lだそうです

充電については、推定18kwhが空の状態から、100V 6Aで33時間。
200V 15Aで 5.5時間。急速で80%まで38分です。

大災害時等の非常時給電モードは、消費電力毎時400Wとして5.5日
分給電可能なので、防災お宅の私としては誠にありがたい車です。

第一印象はスポーツカー

まず乗ってみて感じるのは、そのモーターパワーの凄さです。
前のHVはバッテリーが残っている時でもちょっとアクセルを踏み込むと
直ぐにエンジンも始動してしまいましたが、今回のPH車はEVモードなら
EVのみで走ってくれます。 そこでカタログを調べて驚きました。
フル加速することは滅多にないのですが、0〜100mの所要タイムは、
HVが8.8秒、ベルファイアーに設定されている2.4Lターボで8.3秒なのに、
このPH車は7.1秒なのです。 HVが2290kg、PHが2470kgと
180kgも重いのにこの加速です。またタイヤとホイールも、HVが
225/65/17インチなのに対し、PHは225 /55/19インチなので、
ちょっとしたスポーツカーに乗っているような足回りの良さです。 大昔
昭和47年式箱スカに乗っていた私としては嬉しいパワーと足回りです。

気になる燃費と電費は

しかし驚くのは排気量2487CCはもちろん、型式A25A-FXSも含め
同じエンジンを搭載しているにも関わらず、HVの最大出力は140kW、
最大トルクは236NmなのにPHは130kW、219Nmに何故か抑えて
いることです。 モータもHVとPHは同じものを使用しています。その
出力とトルクは前輪134Kw、270Nm、後輪 40kW、121Nmです。
そうなると気になるのが燃費や電費です。カタログベースでは
WLTCモードでのEV走行可能距離は73kmです。
電池容量は18.1KWhですが、カタログ上のEV走行可能距離は
73kmなので単純計算すると 73km÷18.1kwh=4.0km/kWh です
但しHV用のバッテリー約3kwhまで、EV走行モードでは使えない
という話も聞くので、電費はもう少し良いかもしれません。
一方、HVでの燃費は、カタログによれば、WLTCモードは16.7Km/L
走行モード別は、市街地14.1km/L、郊外17.6km/L、高速17.4km/L
大昔はカタログと同数値はまず出ないのが常識でしたが、4000km
走った感想としては、ほぼあっていますのでその意味でも驚いています。
私の自宅は荻窪で、会社まで12kmです。以下写真は、朝会社到着時
のインパネ画像です。ガソリン燃費は99km。従ってEVのみで走って
その電費は平均5.3kwhでした。 普通の運転では4.5km。信号タイミング
等条件が揃わないと5.0km以上はいきません。 HVで約14km/Lです。
尚EV走行は渋滞でもそれほど電費は落ちませんが、HVだと12km/L
くらいまで落ちます。 ゴルフ等の遠出時は、行きはEVにしましたが、
高速だと電費は余り伸びません。帰りはHVでしたが下右写真の通り
21km/Lまで伸びたので、カタログ以上の性能でした。 ちなみに
4000Kmに使用したガソリン量は僅か70L。驚異の57km/Lです。
残念ながら電量使用総量は、計測していないとのことでした。

インパネ画像のご紹介

 朝の通勤時のベスト電費       ゴルフ帰宅時のHV燃費
左写真は1kwhで5km走るような
燃費の良い運転を約1週間継続後
満充電の際に出たインパネ画像です。
タログではEV走行可能距離73km。
通常76〜77kmですが、この時は
81kmまで伸びました。尚、以上の
データはエアコン無の計測です。
夏の冷房かつ渋滞時は、前からの風が
ないので3割以上、冬の暖房時は
約半分です。やはりPHEVが正解です

気になる充電事情は

まず会社では100Xから200Xへの増強工事をしました。2線を3線かつ
15Aの容量に耐えられる電線への交換とソケット交換です。キュービクル
からの距離等、当社は条件がよかったので数万円で出来ました。
会社の工事が終わるまで自宅でも100Xの0.6Aで充電していました。
バッテリーが空になるまでEVでは走りませんが、仮に18Kwhの空の状態
から満充電すると自宅の100V、0.6Aでは33時間。会社の200Xは
15A、3kwなので5.5時間で充電完了です。

でも会社と自宅は往復でも25kmなのでその消費は約5kWh。 従って遠出
しない限りは会社だと2時間で充電出来るので全く不自由を感じません。
充電をセットするための所要時間は、会社到着時にコンセントに繋ぐのに
約1分。出発時にも充電口から専用プラグを外すだけなので、やはり1分。
普通の人がガソリンスタンドに月1〜2回行く手間と時間を考えれば、全く
苦労にはならないのがSSには怖いところです。

電力とガソリンの走行コスト比較は  

以上のデータを元に、走行コストを計算してみました。
ガソリン価格を160円として14km/L走るなら11.4円/kmです。
電気代は、以前は30円/kwhでしたが、今は東電の従量電灯BもENEOS
電気Xプランでも約40円まで値上がりしました。
但し会社はビル全体で6600Vの高圧契約なので従量単価は約25円/kwh。
1kWhで5km走るなら25円÷5kmなので1kmあたり5円です。
従って1kmあたりの差は6.4円、暫定税率が下がっても、電力の方が
安いことが分かります。
但し、年間1万Km走るとしても64000円。10年で64万円ですので、
走行コストだけて、PHEV > HVのコストを回収するのは無理です。一方
給油のためにガソリンスタンドに行く手間やコストは考えていません。
逆にお客様の立場に立って「究極」で考えてみると、ガソリンスタンドは、
ガソリンがなくなった時に、いやいや行く場所であったことが分かります。

充実の安全運転支援システム

さて9年ぶりに新車に乗り換えて気が付いたのは色々な安全運転支援
システムの充実です。これはアルファードに限ったことではないかも
しれませんが一応紹介させて下さい。
前の車が発進したことに気がつかないと「先行車両をご確認下さい」。
同様に信号が赤から青に変わっても気がつかないと、「信号機を
ご確認下さい」と優しい?アナウンスがあります。
またドライバーモニターカメラがどこかに設置してあるのかは分かり
ませんが、走行中よそ見をしていると「脇見運転を検知しました」と
しっかり怒ってもくれます。
ドライバーの顔の向きや目線を解析し、まぶたの開閉状態や視線から
眠気の兆候(まばたき減少やうつむき加減)などを検知すると、警告音・
ディスプレイ表示・ハンドル振動などで注意喚起し、ドライバーの反応が
ない場合は、ドライバー異常時対応システムが作動します。 例えば高速
運転支援モード時にこれを検知すると最終的には自動で車を止めて
くれるので、前期高齢者としての安心度は増したと思います。

やって見たかった長い下り坂の実験

今回のPH車の購入で一番気に入っているのはバッテリー容量です。
HV当時は長い下り坂でバッテリーを満充電しても、平地に入って直ぐに
使い切るので勿体ないと思っていました。そこで購入前から以下実験を
本気でやってみたいと思っていました。(元理工科系なのでお許し下さい)
それは箱根駅伝でも有名な国道1号線の最も標高の高い地点から
箱根湯本まで降りて来た時、電費は99km/Lだとは思いますが、電気を
どのくらい充電出来るかです。事前の仮説は以下の通りです。
位置エネルギーの公式を使い、国道1号線の最高点標高874mから、
湯本駅標高96mまで距離14.3Km。標高差約780mをPH車で降りて来る。
出発地点でのバッテリー残量はゼロにして、湯本駅ではEV走行可能距離
は何qに増えているかです。
車両と人間体重は2540kg。重力加速度は9.8m/秒
780m x 2540kg x 9.8m/s= 19415kJ   1kWh=1000wh= 360万J=3600kj
19415j÷3600kj=5.4kWh 但しタイヤ摩擦。ブレーキ発熱、空気抵抗、
発電機発熱、バッテリー充電ロスを合計40%と仮定。
以上の計算から 5.4kwhx0.6=3.24kWh増となり、電費4km/kwhなら
湯本到着時の走行距離は3.24kWhx4km/kWh= 13km伸びると予想しました。
結果は左写真の通り14kmでした。
 

人を優しくする車かもしれない

さて新車購入時は本社麹町から帝国ホテルのある有楽町まで内堀通りを
下る行きは何と10km/kwhも持つのに、帰りは4km/Kwhしか持たないこと
への不思議さは感じていませんでした。 そう下り坂効果です。
しかし会社通勤時で、渋滞しているはずの朝と、比較的空いている夜
20時の帰宅の電費が変わらないか、朝の方がいいことが多いのです。
そこでもしやと思い、地下鉄麹町駅と自宅近くの荻窪駅の標高差を調べる
と何と約25mもありました。ビルにすれば7階分です。
マラソンをしていた時は感じていた皇居の半蔵門から有楽町までの下り坂
の気持ちの良さ。 そしてHVに乗っていた時は麹町と荻窪の標高差など
考えたこともない私が、今は電費の記録更新を楽しむ優しい運転に変わって
いたのです。アルファードPHEVの本当の魅力は、若かりし頃、箱スカに
乗っていた私を優しい走りに変えてくれたことかも知れません。
   
半蔵門と最下地点の標高差 水面はほぼ同じ 本社充電中