よくわかるガスエネルギー業界」 11月1日出版
 立場の違いを乗り越え本書執筆にご協力頂いた皆様に感謝
あなたは、「よくわかるガスエネルギー業界」出版記念企画の番目のお客様です。
またガス体エネルギー企画としては、 番目のお客様です。

お陰様で本書が2014年6月に引き続き、2015年6月20日付けで改訂増刷させて頂く
こととなりました。その内容も水素等進捗が早い部分を中心に、初版本から約30頁
の内容を更新させて頂きました。但し アマゾン等では必ずしも最新版が送られるか
どうかの補償はありません。最新版をご希望の方は 直接弊社までご連絡下さい。

 暫定期間、2冊以上送料無料で対応しますこちらよりメール または
 垣見油化 総務部  本間、田辺まで、ご連絡下さい。
電話 03-3263-0811代表

この度「よくわかる石油業界」、「同、震災対応全面改訂版」に続いて、3冊目の本を出版する
運びとなり、謹んでご報告申し上げます。本書は、LPガス業界のみならず、都市ガス業界、
電力業界の発電用LNG、革命を起こしたシェールガス、世界の1次エネルギー、そして
出版社の責任者の方にも感動して頂いた「自動車とガス体エネルギー」。また本HPで何度も
取り上げている、燃料電池車(FCV)のエネルギーとしての水素。そしてインフラとしての
水素スタンド。家庭用の創エネルギーの柱となるだろう燃料電池エネファーム。更には
将来の夢でもあるメタンハイドレート。要するに私自身が、知りたかった内容を約10か月かけ
調べ、研究し、纏めて、書き綴って来たものです。必ずや読者の皆様方のお役に立てると
思いますので、是非ご購読下さい。    2013年10月23日NO1  文責 垣見裕司 ver1

そもそものきっかけは

前著書「よくわかる石油業界」は、お陰様で少し売れ2013年3月に増版となりました。
そんなこともあり、LPガスの業界の会合に出れば、「今度はLPガス業界を書いて」
との冷やかしo半分、お世辞半分のご要望を頂いておりました。
しかしLPガス業界のことは、このHPでも 余り書いていません。その理由は、、、、
LPガス業界は、末端小売価格の高止まり等業界が克服すべき課題が多いのです。
しかし当社ガス部は卸が主体の会社なので小売価格についてどうこう言えません。
またLPガス業界は、元売14社、卸売業者約2千社、小売販売業者約2万社と決して
大きくないので、「いわゆる業界本」がビジネスとして成立するのは難しいのです。
その証拠に 新入社員用テキスト等を除けば、業界本は、ほとんど聞いたことが
ありません。
しかし東日本大震災で、LPガスの災害対応能力の高さは、改めて証明されました。
また福島の原発問題を見ると、真の原因は津波対策不足のみではなく、地域独占と
総括原価方式に守られた業界体質ではないか。
もしそうなら、都市ガス業界も同じではないか。その業界改革が必要だとすれば、
先に完全自由化を経験している石油・LPガス業界にいる我々が解説する方が
よいのではないか。
そんなことを出版社の編集責任者とお話しているうちに、LPガス業界のみならず、
都市ガスも、電力業界の発電用LNGも、今話題のシェールガスも、そしてまだエネ
ルギーとしての認識が低い水素も、全部「ガス体エネルギー」なので、それを含めて
全部書いてくれないかという話になりました。
でも海外情報については、インターネットや
新聞情報程度しか持ち合わせいない
私にそんな大それたことが出来るのか。
その迷う私の背中を最後に押して頂いたの
がENEOSグローブの有志の皆様でした。
「全面協力するので、業界本書いて下さい。
あえて業界問題をも取り上げ、その課題と
対応策まで踏み込んで書いて下さい。」
そんな応援を頂いて、覚悟を決めて
書き始めたのが、東京マラソンを走り終わった
2013年3月のはじめでした。

エネルギー業界人としての社会的使命 「はじめに」の要約です

東日本大震災での原発事故以降、多くの原発が停止し、日本のエネルギー政策は
大転換を迫られました。再生可能エネルギーも善戦していますが、今はまだLNG
(液化天然ガス)火力発電の増強で補っています。しかし原油備蓄が180日なのに
LNGには備蓄義務がなく実在庫も30日弱しかないことは余り知られてはいません。
その脆弱さは、一時期高いLNGを買わざるをえなかったことにも表れています。
一方東日本大震災で、最も強かった家庭用のエネルギーインフラはLPガスです。
ガソリンや灯油と違い首都圏でも不足によるパニックは起きず、津波被害のなかった
被災地で電気や都市ガスより早く復旧したのは、阪神淡路大震災同様LPガスです。
 こうした中、昨今分散型発電として非常に注目され、急激に普及拡大しているのが
原発の集中発電の対極にある家庭用燃料電池です。その発電には水素が必要で
すが、容易に水素を発生できる源燃料は、LPガスや天然ガスが適しています。
更に2020年までに到来すると言われている燃料電池自動車や水素スタンド等に
代表される水素社会においてオンサイト型の水素製造なら、その主役は天然ガス
とLPガスです。従って現在や将来、ガスエネルギーは本当に重要なのです。

しかし都市ガス業界は地域独占と総括原価方式に守られた競争の少ない環境です。
昨今の電力業界問題や改革論議は、都市ガス業界にそのまま当てはまるでしょう。
一方LPガス業界も、個々の家庭に個別に配送するという宿命はあるものの、その
小売価格は都市ガスに比べて高止まりし、その結果LPガス需要は減少しています。
  しかしその長年の業界の常識や商習慣を見直すべきではないか。流通や配送効
率化を進め、都市ガス並みの競争力ある価格を目指そうとの機運も高まっています。
  世界でも、米国で起こったシェールガス革命で米国の天然ガス価格は下がり、
その結果ロシアの欧州向け価格も下がり、日本への波及効果も期待されています。
また米国からのLPガスの輸入も増え、高い中東依存度の解消も期待されています。
 また日本近海ではメタンハイドレートの調査や試掘も始まり、エネルギーとしての
ガスが注目され、本当の意味でエネルギー国家戦略を構築するのは今なのです。
 このような時期に本書執筆のお話しを頂いたことは大変身の引き締まる思いです。
本書が業界の枠を超え「ガス体エネルギー」を取扱う参考書として、業界を目指す
学生や業界の若手社員、管理職、そして消費者の皆様にもお役に立てば幸いです。

目次と 主な用語解

書籍名:最新〈業界の常識〉よくわかるガスエネルギー業界  著 者:垣見裕司 
出版社:日本実業出版  
発売日: 初 版 2013年11月1日 価格1500円 税抜 
      第2刷 2014年6月1日  価格1500円 税抜
      第3刷 2015年6月20日 価格1500円 税抜
内容(章割) 
  第1章 日本のガス業界の現状
  第2章 世界の1次エネルギー LNG LPガスの輸入
  第3章 米国発シェールガス革命とは
  第4章 環境にやさしいガス体エネルギーとエネファーム
  第5章 自動車向けガス体エネルギー FCVと水素スタンド
  第6章 都市ガス業界の課題と今後への対応
  第7章 LPガス業界の課題と今後への対応
  第8章 東日本大震災の教訓 来るべき大震災への対応
  第9章 日本のエネルギー政策への提言

本書の特徴
原則として各項目を見開き1ページで収める等、活字離れした若い方にも配慮し
東日本大震災を教訓に、来るべき東南海や首都直下型大地震へ如何に備えるか
原発再開が遅れる中、不足する電力をどう補うか。再生可能エネルギーの実力は
燃料電池自動車(FCV)と水素スタンド普及問題。FCVの発電能力とピーク対策
水素社会の構築は、国富の海外流出を防げる可能性等、夢も含めての提言した

出版社にも評判のよかった 第5章 自動車とガス体エネルギーの内容とは

本HPをご覧の皆様には、本書の内容を、第5章を例に少しご紹介しましょう。
1 なぜ今水素社会なのか
   電力不足の最後の切り札は、水素社会の構築ではないか。
   水素社会が到来すれば、原油の輸入は半分に減らせる可能性がある
2 天然ガス自動車と天然ガススタンド
   天然ガス自動車は世界で1500万台も普及したのに、何故日本では4万台に
   留まったのか。自動車業界と都市ガス業界が学んだこと。
3 LPガス自動車とLPガススタンド
   何故LPガス自動車は、タクシーの9割というシェアーを獲得できたのか
   逆に 何故その普及は、タクシーのみにどまってしまったのか
4 燃料電池自動車(FCV)の実力
   最初はFCVにむしろ否定的だったが、筆者がトヨタの委員会に参加し変化
   停車時でも短時間なら最大20kWの発電能力は、災害時にも有効
5 水素スタンドは普及するのか
   現在の建設費はまだ4−5億円。広大な敷地が必要で立地条件もまだ厳しい
   正に、天然ガススタンドの経験とLPガススタンドの団結力を生かす時か
6 水素スタンドの普及の条件
   一般の敷地面積の大きくないSSにも置ける簡易型の導入が鍵
   建設コストの一部は国が、残りは水素スタンド普及組合が負担する?
7 最後の課題は、水素の搬入方式か
   水素を運ぶオフサイト、水素をスタンドで作るオンサイト  有機ハイドライド

よくわかるガスエルギー業界  アマゾンでは10月24日より 出荷開始です

1冊から9冊未満は、アマゾンでお願いします。現在送料無料です。
10冊以上は、送料当社負担でお送りするとともに、日頃の弊社HPをご覧頂く
皆様には御礼企画がありますので、私宛メールまたは
こちらよりご相談下さい

 よくわかるガスエネルギー業界 アマゾンランキング

本書はアマゾンにおいて下記の3つのカテゴリーに分類して頂きました。そして
資源エネルギー分野では、発売前にも拘わらず何と第1位(記念画像)となりました。
また「よくわかる石油業界」も好調で、現在のランキングは下記をクリック下さい。
ビジネス・経済 > 産業研究 > 資源エネルギー
 この分野は、石油業界だけでなく、電気もガスも太陽光発電も風力、
 更にまた原始力関連もここに分類されるようなので、大変嬉しく思います。
ビジネス・経済 >経営学・キャリア・MBA >資格・就職・MBA >キャリアデザイン
ビジネス・経済 > 経営学・キャリア・MBA > 学生の就職 > 業界研究

 こちらは、学生の就職です。エネルギー関連業界だけでなく、全産業なので
光栄なことです。近年、斜陽気味だったエネルギー業界の復権に、ささやかな
貢献が出来たのかだとすれば、嬉しいことです。

トヨタ様の2015年市販車により近い、FCVの特別内覧会にご招待頂きました

先月10月9日、トヨタ様より2015年に発売予定の燃料電池自動車の内覧試乗会に
行ってきました。8月もお誘い頂いたのですが、事情で参加出来なかったので、また
チャンスを頂き幸いでした。
当日会場に行ったところびっくり。エネルギー業界を
代表する某元売や某ガス会社の幹部。そして自治体の幹部に交じって、私の
ような一特約店経営者が参加していいのですか、というナンバーでした。
おまけに条件付きながら、写真撮影も許可して頂きました。



車両は写真の通りシマウマシートが張ってありましたがさすがキャノンの一眼レフ。
ピントは合ってくれました。車体の大きさは、プリウス以上、マークX以下でしょうか。
乗り心地は??。私の答えを申し上げる前に、皆様にとっての高級車の条件は
何でしょう。私は静粛性と加速性がいいこと。あとは内装等と思います。実は
FCVの静粛性と加速性はEV同様最高で、タイヤの音は、こんな音だったのか
と気づかされる程です。トヨタさんは、「これは2015年に発売予定の車ではない」
と説明していましたが、フロントパネル等の内装は、写真の通りどう見ても市販の
ハイブリッド車です。従って
少なくとも2011年東京モーターショー車より、実車に
近いと思います。

講演のご依頼も承ります。

今年までトヨタさんと一緒に、東京都石商を初め、秋田、長野、愛媛や大阪等で
ジョイント講演をしてきました。勿論元売の説明も聞いてほしいのですが、立場の
違う自動車業界の話の方がむしろ面白いと思います。本のご購入や講演のお問
い合わせは弊社の 問い合わせページ か システムブレーン様からどうぞ